初めてのWebサイト制作。そもそも公開するには何が必要なの?

Webに関しては初心者と言っても「少しは触ったことのある人」と「これから始める人」では異なるように、人によって知識や理解に差があります。

Webサイト制作も同じで発注者の理解度は様々なので、受注者はわかりやすく説明できなければいけませんが、発注者にも最低限の知識は必要です。

という訳で、今回は「Webサイトを公開するのに必要なもの」を中心についてをまとめました。(都合上、制作前の企画設計やデザインといった作業は省いていますが、これらも重要な工程です。)

Webサイトとは?

「インターネットエクスプローラー(IE)」や iPhone なら「Safari」などのアプリでインターネット上の Webサイトを閲覧します。同じ意味で「ホームページ」という呼び方も広く使われていますが、Wikipedia を見ますと、

日本などの一部の国では「ホームページ=ウェブサイト、ウェブページ」という認識が広く浸透しており、技術的な意味以外では誤用とは言い切れない。

「日本などの一部の国」と記載されているように「ホームページ」は世界共通語ではありません。ただ、その浸透度の高さからホームページ制作としている制作会社も多い。だって知らない人からすれば、「ホームページ 制作会社」と検索するのが普通だからです。

WebサイトはWebページが集まったもの

新しい商売やサービス、店舗を開始する時に制作するのはWebサイトです。Webを言わず「サイト」と呼ぶこともありますが、これはWebページが集まったもの全体を指します。

webサイト

Webページを作成するには

Webサイトを構成する各ページを制作するには以下のプログラミング言語の知識と技術が必要となります。

  • HTML(エイチティーエムエル)

    ページの骨格となるもの。基本的には HTML さえあれば、Webページとして表示させることが可能です。

  • CSS(シーエスエス)

    ページに装飾を施すもの。最近では、影をつけたり、角丸にしたり、アニメーションを付加したりとCSSで表現できる装飾の幅が広がっています。

  • JavaScript(ジャバスクリプト)

    ページに動きを付けるもの。ボタンをクリックするとメニューが表示されたり、入力フォームの値が正しいか判別したりなど。例えば、このサイトの上部にある「カテゴリ」をクリックすると表示されるメニューは JavaScript を使っています。

主にこの3言語がページ制作に使われており、仮にCSSを使わず、骨格となるHTMLだけでサイトを作ったとすると以下のようになります。

cssなしのwebページ

インターネット黎明期はこんなサイトが多かったようですが、今は CSS で装飾しているのが当たり前です。さらに、最近では Jimdo(ジンドゥー)WIX(ウィックス) のように技術や知識がなくとも手軽にWebサイトを作成できるサービスも注目されています。

余談ですが、こうしたサービスがより普及すれば、Webサイト制作者、特に作って終わりの仕事をしている人への依頼は確実に減ります。となると、サイト運用の成功事例や自分でサービスを生み出せるかなど、機械的にできない部分のノウハウが必要になります。例えば、優れた企画提案やディレクション力、コンセプト設計といった 頭を使う仕事 が生き残りに欠かせないと思うております。

Webサイトを公開するのに必要なこと

話を戻しまして、Webページを作成した後は、サーバーに作成したデータを置くことでインターネット上に公開され、パソコンやスマホのブラウザから閲覧できるようになります。そのためには、ドメインとサーバーを取得しなければいけません。

  • ドメイン

    インターネット上での住所のようなもので、このサイトであれば「mdesign-works.com」がドメインとなります。「.(ドット)」以降は略語になっているものが多く、日本を意味するJPドメインなど種類も豊富です。

  • サーバー

    Webサイトをインターネット上に公開するための場所です。共用、専用などタイプも様々で、共用の場合は文字通り複数人で共有します。この共用サーバーはレンタルサーバーとも言われ、格安、簡単に開設できるというメリットがある反面、他の使用者の影響を受けやすいというデメリットもあります。

ドメインとサーバーの取得後は、ドメイン名をWebブラウザのアドレスバーに入力すればサーバに置いたWebページが表示されるように、これらを紐付ける設定を行えばサイトにアクセス可能となります。

で、このドメインとサーバーですが、依頼者(発注者)が契約し支払います。とはいえ、ドメインは年間2,000円以内で取得可能で、キャンペーン中なら初年度は数百円とかです。(COMドメインの場合)
また、サーバーも開設してすぐにアクセスが集中することを見込めるのなら話は別ですが、初期は年間10,000円以下の低額レンタルサーバーを利用し、規模に合わせて乗り換えれば良いです。

制作したらアナリティクスの設置を忘れずに

と、今回はあくまでもWebサイトを制作するのに必要なものなので主旨から外れますが、制作依頼される際やご自身で制作する時に忘れてはいけないのがアナリティクスの設置です。

公開したWebサイトがどの程度見てもらえているのか、課題は何なのかを分析するためにアクセス解析という手法があり、それを簡単に導入できるサービスが Google アナリティクスで、Googleアカウントを持っていれば無料で利用可能。

アナリティクス例

上図は自分が管理しているサイトのアナリティクス画面で、グラフや一覧をざっと見るだけで以下のようなことがわかります。

  • 土日のアクセスが落ち込む
  • 一人あたりの閲覧ページ数が少ない

しばらく放置していたので仕方がないですが、想像以上にアクセスが落ちていたので、今これを書きながら焦っています。

で、このアナリティクスですが、設置せずに公開している人も少なからずいます。制作会社によっては、依頼者が言わなければアナリティクスについて一切触れない人もいますので、運用してサイトを育てていこうと思っている人は設置を忘れないように。


今回の内容は、サイト運用を相談された知人に「どんな知識かだけでなく、そもそも最低限何が必要なのかがわからん」と言われたことが発端でして、サイトを見ると、色使いや雰囲気は良いけど中身がなく、HTML や CSS も突っ込みどころ満載でアナリティクスに関してはもちろん未導入という状態。

制作者の技術や仕事の質に疑問はありますが、その制作者に任せた依頼者にも少なからず責任はあります。HTML や CSS を書けなくとも、サイト制作の依頼する前には「Webサイトを公開するとはどういうことなのか?」を知っておくのは重要です。

で、ここが分かれば過去記事の「サイト制作を依頼する時に明確にしておかなければいけないこと」を読むのがオススメですよ。

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