XP終了1年経った今、IE対応はバージョン10以上で良いと思う。

IEはバージョン10以上対応

2014年4月9日にwindowsのXPのサポートが終了し、1年と2ヶ月が経ちました。

Windows XP のサポートとセキュリティ更新プログラム等の提供が終了しています。
Windows XP のサポートは終了しました - Microsoft Windows より

また、時を同じくしてIE6もひそかやにその役目を終えました。

2014年4月9日(日本時間)をもちまして、Windows XP、Microsoft Office 2003、Internet Explorer6 のサポートを終了させていただきました。
Windows XP、Office 2003 サポート終了の重要なお知らせ より

このサポート終了というのは、今後発生するセキュリティ問題やプログラムエラーに Microsoft は対応しないということ。つまり、セキュリティ的に穴だらけの製品になるよということです。

いまだに使っている人はいるのか?

XPサポート終了の告知と合わせて公開された Counting down the end of Internet Explorer 6 によると、すでに IE6 の日本国内のシェアは0.3%まで下がっています。(逆にまだ使っている人は希少種レベル)
そして、IE6 を使っている人はほぼ間違いなく windows XP ユーザーです。

自分のブログでは、ユーザーの14.95%が Windows でその内、3.45%が XP でした。思ったより多いですが、そもそものアクセス数がまだ多くないので、あまり参考にならないです。
なので、ブロガーさんのよく使う stat counter で調べると、

201405-201505 OSシェア

XP を使っている人が 5.23% もいる!!

これは、14年5月から15年5月を期間全体での値なので、推移がわかるチャート形式にして減少傾向にあることを期待して見ることにします。

201405-201505 OSシェア チャート

win XP は、3.91%でした。14年の5月で6.18%あったので、減少傾向と言えそうです。この値は、自分のブログの割合と他にも管理しているサイトの割合とも近かったので信用できる気がしました。

一方で win 8.1 が徐々にシェアを伸ばしていて、自分も買う予定ですが、surface3 も発売されたことで、さらにシェアが伸びるのではないかと思っています。(surface3 はタブレットという名目なので、上記の Desktop シェアには入らないかもしれませんが…)

とはいえ、Windows 10 への無償アップグレードが2015年7月29日から開始予定らしいので、来月以降この OS 推移も大きく変わりそうです。

XPを使っている人はリテラシー低め

すでにサポート切れて1年経過の XP を使っている人、これに加え IE6 もまだ使っている人は確実にリテラシー低いです。パソコン辞めますか? 買い換えますか? の2つが残された選択肢です。

顧客情報を管理している企業の PC が XP だったら、セキュリティへの意識の低さを露呈しているのと同じなので、考えるだけでゾッとします。
ソフトウェアには脆弱性がつきもので、更新パッチやセキュリティアップデートをして脆弱性によるリスクを最小限にとどめるようにされています。 サポートが終了した場合は、使い続けることはできてますが、脆弱性が見つかっても更新がなくそのまま放置されている状況となります。

つまり、サポートの切れた XP を使うということは、○万人の情報流出なんてことが起こる確率を自分で引き上げているということになります。

ちなみにウィルスソフトは 最新のOS と一緒に使うからこそ意味があるので、単に入れているから大丈夫という訳ではないです。そもそも OS が最新の状態で、セキュリティパッチなどがちゃんと更新、適用されていることが前提です。

XPを使っている人はリスク回避できない率高め

セキュリティに穴があることを理解しているにも関わらず使い続けている人は論外です。
何もわからず使っている場合やお金かけたくないなどの消極的理由の場合は、そんな会社に個人情報を預けたくないし、運用して欲しくないです。例えば、毎月買ってる紅茶屋の顧客管理用の PC が XP だったら顧客情報消してもらって2度と買わなくなるレベルです。

これは買い替えのリスクとセキュリティリスクの比較の問題で、仮に古い OS のせいでウィルスに感染して情報が漏れれば、大手でも大ダメージ、中小なら確実に終わりです。それに信用も地に堕ち、ここから這い上がることはほぼ不可能です。そんなリスクを背負ってまで使い続ける必要があるのか疑問で仕方ありません。

Web制作では、IE のどのバージョンから対応すれば良いか

上記の stat counter を使って今度はIEのバージョンだけで抽出します。

201405-201505 OSシェア チャート

バージョン
IE1130.78%
IE103.17%
IE94.26%
IE83.72%

最近では、Windowsアップデートで、IEも自動バージョンアップされるようなので、最新ブラウザの IE11 の割合が高いんだと思います。それ以降はほぼ同数ですね。 IE7はいろいろ探してみましたが、存在自体がほぼ皆無なようです。

基準はIE10以降の対応

上記の図を見ると、IE11でもと思いますが、IE10以降は他のモダンブラウザ(Chromeやsafari、FireFox)のような挙動を実現できるので、html / css レベルにおいてはIEだけ別対応しなくても良くなります。これだけでもかなり楽になりますね。

また、jQuery を使っている場合は、IE9 以降でないと jQuery 2.x 系は使えません。このあたりは、どのバージョンを使うか Browser Support を読んでおいた方が確実です。

下位互換はどうする?

window7 のデフォルトブラウザは IE8 で、自動アップデートをしていると今は IE11 まで更新されているはずですが、社内システムの都合といった諸事情で IE8 のままといった人が一定数存在します。
Windows8 以降の人は、そもそも IE10 がデフォルトなので、下位互換対策は不要で、windows7 の人ために IE8 と IE9 の対策をするということになります。

制作時のブラウザ要件

  • IE10以上 ( OS - windows7以上 )
  • オプション: IE8,9 対応 ( windows7でのみ確認 )

というようにすれば良いかと思います。つまり OS は XP 以前は完全に無視(ついでにvistaも無視)で、ブラウザは IE10 以降をベースにし、オプションで下位互換対策をする場合でも IE8 までで十分です。 それとオプションにしているのは、自分がいつも依頼を受ける場合は、下位互換対策として別途対応料金を頂いているからです。ターゲットや属性などを聞いて自分から下位互換しましょうという場合でも、必ず別途費用でこの対策にかかる金額を請求します。

IE6と7を本当に無視して良いのか

無視していいです。これらのブラウザを使っている大半は XP の利用者です。すでにサポート終了している OS を今でも使っているリテラシーの低い方々は、そもそもインターネットに疎く、それに反し、対策や対応に手がかかります。そんな下位互換をしている時間があれば、その時間をネットに慣れている人たちのためのコンテンツ制作や集客、サイトの改善に使う方がよっぽど効率的で有意義です。
そういう意味では、闇雲に下位互換せず、きっぱりと対応範囲を決めてしまうことはとても重要なことですね。

ちなみに自分は上記のように、基本は IE10 からしか対応しないと明言していますが、ブラウザごとのコンバージョン率で IE10 以下が無視できない数字などの場合は対応するようにしています。(他にも理由はありますけど。)

ただ、それ以上にPC(デスクトップ)、タブレット、モバイルの違いや境界線がなくなってきていることの方が大きい問題のように感じる今日この頃です。

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