Web担当者じゃない人がアナリティクスで見るべきポイント5つ

アナリティクスのポイント
Google アナリティクス公式サイトより

iPhoneでもAndoroidでもアナリティクスの公式モバイルアプリがあるので、気軽に詳細な解析データを見ることが可能になりました。それでもWeb担当者ではない人やそんなにアナリティクスに慣れていない人にとってはまだまだとっつきにくいツールかもしれません。

なぜとっつきにくいのか

リテラシーが高ければアナリティクスの導入、使い方、必要な情報を収集して考え行動に起こすことまで、何も言わなくてもやってくれますが、全員がそうではないんです。理由としては、言葉の定義や意味、何を見て良いかわからない、初心者にとっては多機能過ぎるなどいろいろありますが、自分の出した結論はこれ↓です。

めんどくさい!!

これを言ってしまえば元も子もない気がしますが、こう感じている人もきっといるはず。でも、こういう人に限って、数字で会話できないことが多いです。(あくまでも個人の主観です。)感覚も大事なことはわかりますが、それを裏付けるのは具体的な数字なんですよ。以前とある企業の打ち合わせに呼ばれた時、誰もアナリティクスのデータを把握しておらず、終始フワッとした空気が流れていました。その時のめんどくささは今思い出しても半端なかった。

とりあえずモバイルアプリをインストールしてください。

自分のお客様に限って言えば、大半がアナリティクスのモバイルアプリを使って毎日見てくれています。スマホは持っているはずなので強制的に使わせます。Webで見てもよいのですが、毎日見る習慣をつけるためにはより使用頻度高いスマホからモバイルアプリを使って始めてもらっています。
Webよりも機能が厳選されているのとUIが分かりやすいので個人的にも愛用しています。

何を見るのか

ここを見てくださいとだけ言ってもわからなければ意味ないので、「成果を出す」ために「役に立つコンテンツを作る」という観点から大事な見るべきポイントを以下に5つ紹介します。

1. 流入キーワードを知る

iOSアプリだと 集客 > オーガニック検索
Androidアプリだと ユーザー獲得 > オーガニック検索

オーガニック検索

上記のような画面ですね。すると中には (not provided) という項目があります。ざっくり言うと、Google検索した場合には (not provided)となり、それ以外のキーワードは他の検索エンジンからの流入と判断して良いと思います。
(not provided) に何が含まれているのかを調べるには、Search Console(ウェブマスターツール)を使います。
アナリティクスとSearch Console の連携については以下の記事をご覧ください。

Search Console のデータに Google アナリティクスからアクセスする

ここで確認できるキーワードは「SEOで設定するもの」ではなくて、「コンテンツを積み重ねて作り出すもの」です。その証拠にコンテンツを作る努力をしていないと社名やサービス名といったワードでしか流入がありません。「どうすれば◯◯といったキーワードでヒットするようになりますか」と良く聞かれますが、結局のところ、コンテンツを作るしかないんです。

例えば、自分のこのサイトでは、コンテンツ量とアクセス数がまだまだ少ないにも関わらず(自分のお客様の方が頑張ってくれています…。)、徐々に流入キーワード数が増えてきました。読んでくれている誰かの役に立つコンテンツとなるように続ければ、検索エンジンは必ずページ内のキーワードを拾ってくれます。
ちなみに今日確認すると「android ダサい」で検索1ページ目に自分の記事が表示されるようになりました。といってもこのワードでは絶対仕事につながらないですけどね。

つまり、コンテンツを生み出し続けた結果が流入キーワードに反映されることになります。コンテンツを増やしているのにキーワード数が増えない場合は、誰の役にも立っていないのかもしれません。

2. どんな端末で見られているか知る

デバイスカテゴリ欄からどんな端末で見られているのかを確認します。

iOSアプリだと ユーザー > サマリー > セッション(パネルをタップ) > デバイスカテゴリ(国/地域をタップして項目を切り替える)
Androidアプリだと ユーザー > サマリー > 訪問数(パネルをタップ) > デバイスカテゴリ(国/地域をタップして項目を切り替える)

デバイスカテゴリ

アプリをインストールしてご自身のサイトのデバイスカテゴリをみると、モバイルでの閲覧率がPCよりも高い場合があります。このサイトも60%がモバイルユーザーです。ある程度は業種に依存しますが、例を挙げれば、お客様の社労士の方のサイトはモバイル率が3割を切っています。給与関係や助成金などを主に扱っているので企業からの問い合わせが多く業務時間内の閲覧率が大半です。これらを踏まえるとPCからのアクセスが多いのも納得できます。逆に、企業ではなく労務トラブルなどに悩む非雇用者をターゲットにする場合は、モバイルに比重を置いて制作する方が良いと思います。

訪問者の端末を知るだけでも取るべき戦略やサイトデザイン(モバイルを重点的に強化する場合はUIが特に重要!!)が変わってくるため、デバイスカテゴリは知っておくべき情報です。

3. 一回の訪問で何ページ見ているのか

訪問別ページビューから確認します。
iOSアプリもAndroidアプリ同じで 「サマリー > ユーザー > 訪問別ページビュー」で確認できるこの値は、「セッション中に表示された平均ページ数」を指し、1度の訪問で何ページ見たかを教えてくれます。モバイル率が高いと、この値は減少する傾向にありますが、それ以外の場合で減少傾向にある場合は、使いやすさや表示の遅さ、もしかするとサイト自体の設計などに問題があるかもしれません。

4. どこで離脱しているか知る

どこでサイトを離脱しているのか離脱ページと直帰率を見ます。訪問別ページビューが低い場合は直帰率がそもそも高いので別として、ページごとの直帰率を見ることでサイト設計を見直すきっかけになります。

iOSアプリ、Androidアプリ共に 「行動 > 離脱ページ > 離脱数を直帰率に変更する」で確認できます。

直帰率

上の画像は全体の直帰率に対して、トップページの直帰率が20%以上高くなっています。これをきっかけに、トップページの閲覧数や最初に見たページとしてのトップページの閲覧数などを見ていきます。

その結果、全体閲覧数に対するトップページ閲覧数の割合が高く、かつ直帰率まで高いとなると、トップページは下層ページに適切に誘導できていないダメページと言え早急な改善が必要となる訳です。

ちなみに上記の画像はお客様のサイトの解析結果ですが、現在リニューアルに向けてサイト設計から見直しているところです。

5. 対策の成果を把握する

iOSアプリ、Androidアプリ共に 「コンバージョン」で確認できます。

ほとんどの場合、何かしらのコンバージョンを設定しているはずです。私も毎日お客様のサイトのコンバージョン数と率を見ます。

コンバージョンは対策や改善を実行した成果を示すものなので、何もしていないのにコンバージョンだけを上げることは無理です。万が一出来たとしても効果は一時的なものなのだと思います。継続的に成果を出すには、コンテンツを作り続け、使いやすいサイトにし、問題を抱えるページや場合によってはサイト自体をリニューアルするといった工程を経なければいけないんです。

なので、コンテンツを作り続けていなければコンバージョンを設定していても特にチェックする必要はないと思いますよ。毎日アナリティクスを見てくれるようになった自分のお客様は、コンバージョンを見てモチベーション維持しているようです。なので、成果が出ない時は厳しい言葉を頂く時もありますけどね。

さらに細かく調べたくなったらWebで見る

これからアナリティクスを始める人はまず、モバイルアプリで見る習慣をつけるところから始めることをお勧めします。使う上でもっといじって詳細知りたいとか、モバイルアプリ以上のことを実現したい場合はPCからWeb版を使うようにすれば良いのではないでしょうか。

Googleはアナリティクスのガイドを用意してくれていますし、いざ使い始めてみたら面白さに気づいてあっという間に習慣化されると思いますよ。

Google Trend はリアルタイムで今のトレンドがわかるように改善されています。これらを見て今の流れを掴むことも大事かもしれませんね。

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