通信費を安くしたいのなら、キャリアの安定を捨てMVNOに変えれば良いんです。

SIMフリー端末

アクセス数はまだまだですが、その中でも割と反響が大きかったのが MVNO について書いた「MVNOに変えて1ヶ月。仕事に使用してても全く不自由しなかった。」という記事です。

MVNO に変えても全く支障がなかった私ですが、よく聞かれるのが 変えることによるリスク です。率直に言って MVNO はキャリアよりも安定性を含めたサービス面で劣ります。安く使用しているので、当然といえば当然ですが…。
それでも私が変えたのは、以下のようにキャリアの恩恵をほとんど受けていなかったからです。

データ使用量が毎月2GB以下

MVNO に乗り換える前、自分の利用状況をマイソフトバンクで確認しました。(店頭でも聞いたかもしれませんが。)
通話はほぼなしでパケット使用量も 2GB に届かずでした。というのも、仕事場と自宅には Wi-Fi 環境があり、一週間の大半をその 2 箇所で過ごします。外出機会を整理すると、打ち合わせとフットサル、飲み会程度。打ち合わせも遠方のクライアントが多く、ビデオ通話の割合が増えてきており、打ち合わせ回数の割に外出機会なしも多分にあります。

そのため、通信のほとんどが Wi-Fi になるのでデータ使用量が上がらないんです。MVNO にしてみて日別の通信量を確認しても

データ使用量

本当に仕事で外出しているのか疑いたくなるくらい少ないです。通信量から打ち合わせ日を特定できますね。長時間ではないですが、外出時はテザリングしていることを考慮しても想像以上に少なかったです。

上表を見る限り、私は 2GB も使っていませんが、仮に 1 ヶ月の平均使用量を 2GB とすると、ソフトバンクのデータ定額パック・標準が5GBで5,000円/月なので、単純計算で1GBあたり1,000円となり毎月3,000円分の未使用料金を払っていたことになります。

通話もほとんどしなかった

昔も今も通話は必要な時しかしません。当たり前ですが、特に用事もないのに電話かけることはありません。仕事においても、少なくともここ 2 年は電話をかける時は LINE やハングアウト、Skype、Facetimeなどの音声通話アプリで行っています。

で、音声アプリのデータ通信量は、IIJmio によると Skype で3分通話して 1.7MB 程度。

利用可能なデータ量の目安 | クーポンについて | IIJmio

100MB で 174 分も通話できるので、IIJ の 3 日あたり 366MB のデータ量規制の心配もほぼありません。174 分も話したら先にスマホのバッテリーがなくなります。

【補足】IIJによると、データ制限があるのはクーポン残量がない時のみなので、通常使用の範囲では利用制限がないようです。

SIMカード毎に、クーポン残量がない、またはクーポンをOFFにしている状態(最大200kbpsでの通信時)で、3日あたりの通信量が上記の規定値を超えた場合、当該SIMカードを使った通信の速度を制限する場合があります。
料金・仕様 - IIJ mioより

2年間での総額を計算してみると差がわかる!?

iPhone6 16GB SIMフリーをAppleストアで一括購入すると93,744円(税込)に別途通信料金となり、ソフトバンクで新規で契約すると端末込みで月々9,255円からとなっています。 IIJ Mioを利用している私の先月の利用料金が2,400円だったので、これをデータ通信料として試算してみます。

iPhone6 16GB端末代通信料2年使用時の料金
一括93,744円(税込)2,400円/月151,344円
キャリア月額に含む9,255円/月222,120円
-70,776円

私みたいに使用量が少ないと、およそ2年間で7万円近い金額差になります。端末1つ買える金額ですよ。キャリアの恩恵を全く享受していませんでした。

また、2015年5月以降も各キャリアで販売されているiPhone6はSIMフリー対象外のようなので、これからiPhone6を買おうとしている人はAppleストアでSIMフリー機を購入して回線業者を選ぶ方がお得ですね。

SIMロック解除を義務付けで期待と絶望。(2015年) - navarまとめ

自分はずっとiPhoneを使ってきて少々懲りたので、GoogleストアでNexus6を一括購入しました。使用感もよく、iPhoneからの移行も楽チンです。以前に「AndroidはiPhoneよりダサい!? 最近のAndroidは結構良いですよ。」で書きましたが、Googleサービスをよく使う人にオススメの端末です。

MVNOが安いには理由がある

安いものには、安い理由があります。MVNOにキャリアと同じサービスを求めてはいけません。MVNOへの変更には注意が必要です。

通話はできる限りしない

MVNO通話料コメント
iij mio20円/30秒みおふぉん利用で10円/30秒 , SMS 受信0円/3〜30円/(1通)
DMM Mobile20円/30秒SMS 受信0円/3円/(1通)
Yモバイル20円/30秒(10分超過分のみ)10分以内通話が月300回無料 , SMS 送信3円(1通)
ぷららモバイルLTE21.6円/30秒SMS 送信3円(1通)
mineo20円/30秒SMS 受信0円/送信3円(1通)
楽天モバイル20円/30秒SMS 受信0円/3円/(1通)

mineoとYモバイル以外Docomoの回線を使用しているので、通話とSMS料金に差はありませんでした。また、ソフトバンク、au、docomoの3キャリアであれば、通話無制限のプランや家族間通話無料があるので、通話料を気にせず使っている人も多いのではないでしょうか。基本的にMVNOにすると通話料が発生します。可能な限り上述した音声アプリを使用するか、Yモバイルであれば10分以内で電話を切るようにしましょう。

データ通信量にも気をつける

無制限にデータ通信ができる訳ではありません。自分のように使用量が少ない人はそこまで気にしなくても良いですが、テザリングをよくする、youtubeで動画を再生しまくるといった人は2GBくらいはすぐに使い切るはずです。

ショップがほとんどない

少しずつ店頭で即日SIM発行が出来るようになってきていますが、すぐ近くにショップがない場合がほとんどです。スマホが壊れたからと言ってショップに駆け込む前に、スマホのメーカーやMVNOの事業者サイトで対応を調べてください。わからないからと設定をショップに丸投げしたい人は、今まで通りキャリアを使い続けた方が良いと思います。

SIMフリー端末が必要

iPhoneを使いたいのであれば、iPhoneのSIMフリー機が別途購入し、それに合わせたSIMカード(iPhoneはnanoSIM)で契約します。他端末も同様です。端末とセットのプランを提供しているところもありますが、種類がキャリアに比べて少ないのが現状です。欲しい端末があるのなら、自分で一括購入するのが得策です。

回線もキャリアの方が安定している

格安SIMの通信速度、大手キャリアと差 昼に顕著に速度低下

これによると、大手のキャリアに比べMVNOはお昼時間帯の速度低下が顕著です。特に都内や大都市などの混雑しているところでのMVNO利用は、速度低下を感じやすくなるかもしれませんね。

価格か安定か

私はMVNOに変えて安くなりました。お昼時の回線速度低下時はWi-Fi接続下にいることが大半なので、不安定さも全く感じません。
MVNOを検討しているのであれば、まずは自分の利用状況とMVNOのプランと比較からです。MNPもできるので、今の電話番号だって引き継げます。キャリアメールにしても、今はLINEなどが主な連絡手段となっていて、そもそもキャリアメールを使っていないんじゃないでしょうか。

というよりは、MVNOというワードで検索している人や興味がある人であれば、すでに十分な知識を持っている方も多いと思います。今回は、私の利用状況にも触れているので、少しでも検討している人の参考になれば良いのですが。

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