消費拡大の起爆剤!? プレミアム商品券を買ってみて思ったこと。

プレミアム商品券、最近の話題です。テレビでも取り上げられ、各地方自治体でも今回はかなり力を入れているところがあります。 各自自治体で詳細は異なるのですが、10,000円 で 11,000円分の商品券を購入できるといったものから、観光地では宿泊施設を半額で使えるような趣向を凝らした商品券などがあり話題を集めています。

なぜ自治体レベルでこんな特典をつけられるかと言うと、緊急経済対策の目玉として国が財源を出しているからです。

地方創生の交付金として総額4,200億円、そのうち2,500億円が地域消費喚起・生活支援型の交付金としてプレミアム商品券の発行とそのプレミアム分(上乗せ分)に使うように推奨されています。

PDF資料 - 地域住民生活等緊急支援のための交付金の活用について

これにより全国の97%にあたる1739の自治体(市区町村)が プレミアム商品券を発売開始を決定し、ついに自分の地元の大山崎でも販売されました。

そして、実際に買ったのがこれ。↓

商品券

満額の 50,000円分を購入すれば、65,000円分の商品券になります。10,000円あたり 3,000円お得です。今回購入の目的は、知人の職人に依頼している椅子の張り替えに使いたかったからだけなので、購入後写真撮ったら家族にプレゼントしましたよっと。

その椅子の張り替えは、かなり仕事が丁寧です。量販店で買った安い椅子やソファを張り替える場合は購入するのと同じくらいの金額になりますが、愛着のある長年使っているものなら、張り替えただけでさらに何年も使えるようになります。

張り替え

上の写真のように見違えるように良くなります。あと、張り替えに合わせて中身の綿やクッションを良い感じにしてくれるのがありがたい。物腰の低い、丁寧な職人さんなので、椅子の張り替えの際は頼んで見ると良いです。京都、大阪が中心でその他の関西圏は要相談ですが、結構幅広く対応してくれますよ。

ibuki - 京都のイス・ソファの張り替え

以上宣伝終了。

商品券はどこで使えるのか?

全国どこでも使える商品券ではなく、地域創生が目的なので、購入した自治体の、商品券が使える店舗でのみ利用可能です。ここ要注意です。

例えば、大阪市だと、現在4,846店舗掲載されています。URBUN RESEARCH とかでも使えるので年齢問わず需要が高そう。( 商品券が使えるお店一覧 )
販売される頃には12,000店舗まで使えるようになるみたいです。

大阪市のように使える店舗が多ければ良いのですが、自分は京都の端っこの大山崎に住んでいて、そこでは使えるところが全然ない。上で紹介した椅子張り替え以外ではスーパーしかないんです。おそらく都市部から離れた地方の方なら同じように感じてる人がきっといると思います。

商品券は誰が使うのか?

土日の2日間が販売期間で朝からかなりの人が並んでました。販売開始前の整理券配布の段階で指定枚数に達し完売確定したほど大盛況。で、その並んでいた1人が自分なのですが、ほとんどの人が40代後半以上の女性。男性は圧倒的に少なく、居たとしても奥さんの付き添いで来ている感じでした。

購入時は実用的な使い道を描きがち

「スーパーで使えるからお得」という言葉が並んでいる前後左右からよく聞こえてきました。家計に直結する必要経費なので使い道に困らず、プレミアム分が上乗せされているのでお得という訳です。日々のスーパーでの買い物で確実に消費できるのなら、ほぼ損なしで利用価値も高い。このように、実用品や日用品に使うというのが思いつきやすい使い道です。

実際は実用的以外の使い道をしがち

プレミアム商品券 地方消費の呼び水か、ばらまきか

上記記事の2010年の大阪のアンケート調査によると、

利用者へのアンケート調査で「プレミアム商品券がなかったら買わなかった商品」の金額などを集計し、35億5千万円の消費が新たに生まれたと試算。これは商品券の発行総額の約44%に相当する。さらに、産業連関表や部門別の自給率などを基に府内の生産額を25億7千万円、原材料費などを除いた「付加価値」を14億円増やしたと推計した。「短期の景気浮揚策として効果がありました」

これは「プレミアム商品券がなかったら買わなかった商品」のために商品券を買ったのではなく、有効期限が迫ったことで、買わざるを得なかったんじゃないかと思う次第です。

購入してしばらくすると現金が商品券化されたことで、「無理に買い換える必要はないけど、商品券あるから買い換えようかな」という意識の変化が生まれ、利用期間が迫ってまだ商品券がいくらか残っているのを見ると、「期限切れで無効になるくらいなら現金を足してでも使い切らないと損」と言い聞かせて、買わなかったであろう商品を購入する、という感じです。

そう考えると、プレミアム商品券には財布の紐を緩める一定の効果があるかもしれません。期限がまだ十分にあるうちは、実用的なものを効率よく買い、期限が迫ってくると、駆け込み消費で実用品以外のものでも買うようになる。結果的に、普段よりもたくさんのものを購入したことになるので、消費拡大につながるのではないでしょうか。

効果は売り上げだけじゃない

上記の椅子張り替え職人は、全世帯に配られたプレミアム商品券のチラシに利用可能店舗として掲載されたことで、商品券発売前にも関わらず、何件もお問い合わせをいただいたようです。本人がびっくりしていました。
商品券を使ってもらう前に、店の存在を知ってもらわないと話にならない訳です。全世帯に配布されたチラシを見て「こんな店あるんだ。」となる人も少なくありません。

店舗側は地域民への露出という意味でも積極的に掲載に協力するのが良いです。大都市圏から離れるほど、まだまだチラシ効果は強いのが実情ですね。

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